パソコンを初めとする幾つかの媒体で販売されていたアクションゲーム『夢幻戦士ヴァリス』の二次創作です。
ゲームソフトのパッケージ絵が、当時は鮮烈で印象的でした。
何もない闇の虚空に木々や泉を内包した大陸が浮かび、東洋とも西洋とも言えない、未来とも過去とも言えない敵味方の首魁の姿も異相なら、実戦を考えたとは思えないビキニアーマーの少女戦士が剣や盾を構えて挑み掛かる様も独特。
ストーリーも単純な善と悪との諍いではない、含みのある展開が魅力的で。余韻を引きずる終幕が印象的で。
正直わたしに二次創作できるとは思っていませんでした。ストーリーが完全無欠に閉じていたので、継ぎ足す事が蛇足に思えて。
しかし、人気が出てしまった為に、外装が似ていても第１作の作風を継承できてない続編が作られてしまい。
好いた話しがどんどん希釈されて行く様を眺めつつ、「そうじゃない。それならわたしが書くよ」と思いつつ、尚も手を付ける事に躊躇い続けてきました。
それでも手掛けると心決めたのは、「もう好いかな」と。拙いながらもかつて憧れた第１作の作風を受け継ぎたく挑みたいと、自身への禁を解く感じで。
果たして、その成否は如何に。 記載２９／０１／１０
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